- 2025年11月15日
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2025年11月、ホロライブ所属の人気VTuberである博衣こより(はくい こより)さんが、自身のX(旧Twitter)での発言をきっかけに大きな注目を集め、炎上騒動に発展しました。
発端は、あるファンによるゲーム実況(特にFFT)への「上っ面」という批判的な感想でした。これに対し、こよりさん本人が直接リプライを送ったことが、「ファンネル飛ばしではないか」「感想を誹謗中傷と判定した」として、賛否両論を巻き起こす事態となったのです。
この記事では、一体何があったのか、こよりさんは何を言ったのか、なぜこれほど大きな騒動になったのか、その理由や経緯を時系列で詳しくまとめます。また、ツイ消しされたとされるお気持ち表明の内容や、過去の炎上についても掘り下げていきます。
今回の騒動は、2025年11月頃にX(旧Twitter)上で発生しました。人気VTuberである博衣こよりさんが、一般のファンによる投稿に直接反応したことが全ての始まりです。
まず、あるファンがこよりさんのゲーム実況配信(特に『ファイナルファンタジータクティクス』)について、批判的な内容を含む感想をXに投稿しました。
その内容は、「こよりさんは配信本数が多い分、ゲームをこなしている感が強く、ストーリーの読み込みが上っ面を撫でるように感じる。そのゲームのファンからすると(内容が薄く)キツい。特にFFTのようなゲームだとそれが分かりやすい」という趣旨でした。
これは、こよりさんの配信スタイルに対する一個人の意見表明でした。
この投稿に対し、なんと博衣こよりさん本人のアカウントから直接リプライ(返信)が送られました。
「とっても深く楽しんでるよ!FFTもすごくすごく噛み締めて楽しかったよ。上っ面だけ見て評価するのやめてね♡」
フォロワー数が100万人を超える人気タレントが、批判的な意見とはいえ一個人の感想に対し、このような形で直接反論したのは極めて異例です。特に文末の「♡」マークが、一部のユーザーには威圧的、あるいは皮肉的に映った可能性があります。
こよりさんのこのリプライは、「一般人を晒し上げた」「ファンネル飛ばしだ」として、即座に批判の対象となりました。事態の沈静化を図るためか、こよりさんはその後、一連のポスト(通称「お気持ち表明」)を投稿します。
「タレント活動をしてる人には何言ってもいいっていう世界じゃなくなりますように。タレントも1人の人間だからね!」
この投稿は、タレントが批判や中傷の「受け皿」(サンドバッグ)のように扱われる現状に対して、苦言を呈する内容でした。しかし、このポストは火に油を注ぐ結果となり、批判がさらに強まったためか、後に削除(ツイ消し)されたと見られています。
今回の騒動で、こよりさんがどのような発言をしたのか、時系列に沿って詳しく見ていきましょう。
前述の通り、発端となったのは以下のリプライです。
「とっても深く楽しんでるよ!FFTもすごくすごく噛み締めて楽しかったよ。上っ面だけ見て評価するのやめてね♡」
こよりさんとしては、自身がゲームを深く楽しんでいることを伝えたかったと推測されます。しかし、受け取り手によっては「タレント本人から評価を否定された」と感じる内容でした。
リプライへの批判が集まる中で投稿され、その後削除されたとされるのが、以下のポストです。
これは、タレントとしての苦しい胸の内を吐露したものと考えられます。しかし、タイミングや「ファンネル」と指摘された直後だったこともあり、「ファンを攻撃した側が被害者のように振る舞っている」といった新たな批判を生むことになりました。
さらに、こよりさんはお気持ち表明に対する「斜め上な反論」が来たとして、追加のポストを行っています。
ここでは、自身の真意が伝わらないもどかしさや、タレントが置かれている過酷な状況について説明しています。
騒動が拡大し、他のホロライブメンバー(ホロメン)に飛び火することを懸念したのか、こよりさんは以下のような投稿も行っています。
「この件、こよりへの誹謗中傷のことを書いてるので、他の件と結ひつけるのやめてください。配信内容について、ちゃんと見ていたら出てこない事実と異なる流布をされていた件であり、他のタレントは全く関係ない個人的な話です。」
これは、あくまで自身への誹謗中傷に対する個人的な問題であり、他のタレントやグループ全体の問題ではないと強調する、一種の火消し行動だったと考えられます。
今回の炎上で、こよりさんの行動は「ファンネル飛ばし」だと強く批判されました。この言葉にはどのような意味があるのでしょうか。
「ファンネル飛ばし」とは、主にネットスラングとして使われる言葉です。
影響力のある人物(インフルエンサーや著名人)が、自分に批判的な意見を持つ一般ユーザーの投稿を引用したり、リプライしたりすることで、自身のファン(信者)に「攻撃対象」を知らせる行為を指します。
直接的に「攻撃しろ」とは言わなくても、タレント本人が反応したことで、熱心なファンたちがその一般ユーザーのアカウントに押しかけ、集団で批判や罵倒を浴びせる現象が発生します。このファンの集団攻撃を、アニメ『機動戦士ガンダム』に登場する遠隔操作兵器「ファンネル」になぞらえて、「ファンネルを飛ばした」と表現されます。
こよりさんは、100万人以上のフォロワーを持つVTuberです。その彼女が、たった一人の一般ファンの「感想」ツイートに対して、わざわざ「評価やめてね♡」と否定的なリプライを送りました。
この行為により、そのファンの投稿はこよりさんのファン(助手くん)を含む多くの人々の目に晒されることになりました。結果として、このファンはこよりさんのファンから多くの批判的なコメントを受けたと推測されます。
こよりさん自身にその意図がなかったとしても、結果的にファンによる集団攻撃を誘導する形になったため、「ファンネル飛ばしだ」と厳しく指摘されることになったのです。
一個人の感想へのリプライが、なぜこれほど大きな炎上騒動に発展したのでしょうか。その理由を分析します。
最も大きな理由は、圧倒的な影響力を持つタレントが、一人の一般ファンを「晒し上げた」ように見えた点です。
ファンの投稿は、こよりさん個人に向けたものではなく、自身のタイムライン上での「感想」でした。それに対してタレント本人から反論リプライが届けば、そのファンは恐怖を感じるでしょうし、周囲からは「本人に認知されたアンチ」として扱われかねません。この非対称な権力関係が、多くの人に「いじめの構造」を連想させ、強い批判に繋がりました。
こよりさんは一連のポストで、自身に向けられた言葉を「誹謗中傷」「侮辱発言」と表現しました。
しかし、発端となったファンの投稿は「こなしてる感」「上っ面」という表現はあれど、人格攻撃ではなく、あくまで配信スタイルに対する「批評」または「感想」の範囲内だと捉えた人が多かったのです。
タレント側が、自分にとって耳の痛い「感想」までをも「誹謗中傷」と判定し、反論の対象とすることに対して、多くのユーザーが違和感や反感を覚えました。
こよりさんの表現方法も、炎上を拡大させる一因となりました。「上っ面だけ見て評価するのやめてね♡」の「♡」マークは、反論の意図と相まって、相手を馬鹿にするような皮肉や威圧感を与えたと指摘されています。
また、その後の「タレントも1人の人間」「サンドバッグじゃない」といった「お気持ち表明」も、ファンネル飛ばしを指摘された直後だったため、「被害者ムーブ(被害者のように振る舞うこと)」と批判的に受け取られ、逆効果となってしまいました。
今回の騒動の核心は、「ファンの感想」が「誹謗中傷」にあたるのか、という点です。法律的な観点や専門家の見解を交えて考察します。
弁護士事務所や北海道警察などの情報によると、「誹謗中傷」と「批評・感想」の線引きは、時に難しいものの、いくつかのポイントがあります。
法律上、明確な線引きは難しいとされていますが、客観的に見て「人格攻撃の域に達しているか」どうかが一つの基準となります。
今回のケースを発端となったファンのツイートに当てはめてみます。
「こなしてる感が強い」「上っ面撫でる感じ」「キツい」
これらの表現は、こよりさん個人にとっては不快なものであったことは間違いありません。しかし、これらはこよりさんの「人格」ではなく、あくまで「配信スタイル」や「ゲームの読み込み」という「行動」に対する評価です。
「キツい」という言葉は強い表現ですが、直ちに人格否定とは言えません。そのため、法的にこれが「誹謗中傷」として違法性を問われる可能性は低いと考えられます。多くの専門家は、これを「建設的ではないかもしれないが、違法ではない感想」の範疇と見なすでしょう。
今回の炎上と併せて、こよりさんが批判的な意見をブロックしているのではないか、という点も話題になりました。
こよりさんは過去にも批判的なコメントに言及し、「心の自衛」のためにブロック機能を使用している可能性が示唆されています。
100万人を超えるファンがいれば、その中には応援だけでなく、心無いコメントや純粋な誹謗中傷も含まれます。長期間にわたりそうした声に晒され続ければ、精神的に疲弊してしまうのは当然です。
今回の騒動でも、発端となったファンや、こよりさんに批判的なリプライを送ったユーザーから「ブロックされた」という報告が複数上がっているようです。
これがこよりさん本人の手動によるものか、特定のキーワード(例:「上っ面」)を含む投稿を自動でブロックする設定にしているのかは不明です。
しかし、タレントが「自分にとって都合の悪い意見」を全てシャットアウトしていると受け取られると、ファンとの健全なコミュニケーションが取れないのではないか、という新たな不信感を生むことにも繋がっています。
情報を分析すると、博衣こよりさんが「お気持ち表明」によって注目を集めたり、炎上したりしたのは今回が初めてではないようです。
過去にも、以下のような事例で「お気持ち表明」として話題になったとされています。
これら一つ一つは小さな出来事かもしれませんが、積み重なることで「こよりさんは批判に敏感」「またお気持ち表明か」というイメージが一部で定着してしまった可能性があります。
今回の件は、博衣こよりさん個人の問題だけでなく、現代の人気VTuberが抱える構造的な問題を映し出しています。
YouTubeやXのアルゴリズムは、人気のあるコンテンツをさらに多くの人(ファン以外も含む)に「おすすめ」として表示します。
これにより、こよりさんの配信に興味がない人や、むしろ特定のゲームに強いこだわりを持つ熱狂的なファン(古参ファン)の目にも触れる機会が増えてしまいます。その結果、本人の意図とは関係なく、批判やヘイトコメント(憎悪に満ちたコメント)に晒されるリスクが高まるのです。
特にゲーム実況においては、古参のゲームファンとの間に摩擦が生じやすい背景があります。
古参ファンはゲーム開発の歴史や制作陣の苦労を知っているため、作品へのリスペクト(敬意)が非常に強い傾向があります。彼らにとって、タレントが人気や「数字」のために、思い入れのあるゲームを「消費」しているように見えることは、耐え難いことなのかもしれません。
一方で、こよりさんは「あらすじまとめ」や「メモ」を取りながら、自身なりに作品と向き合おうと努力していた事実も忘れてはなりません。
こよりさんが、なぜ「感想」レベルの投稿にも過敏に反応してしまったのか。その背景には、タレントとしての想像を絶するプレッシャーがあると考えられます。
登録者100万人、Xフォロワー97万人を超えるタレントには、毎日何千、何万というコメントが寄せられます。その大半(99%)が好意的なものであっても、残りの1%(それでも数百件)が誹謗中傷や悪意あるコメントであれば、精神がすり減っていくのは当然です。
長年にわたりそうした「本当の誹謗中傷」に晒され続けた結果、批判的な言葉全てが「攻撃」に見えてしまい、過剰な防衛反応(ブロックやお気持ち表明)に繋がってしまった可能性は十分に考えられます。
もちろん、運営であるカバー株式会社も手をこまねいているわけではありません。同社は専門のチームを設置し、所属タレントへの誹謗中傷行為に対しては、発信者情報開示請求や法的措置を含む厳格な対応を継続的に行っています。
しかし、法律で裁けるレベルの「誹謗中傷」と、今回の「感想・批評」との間にあるグレーゾーンの言葉が、タレント本人を最も苦しめているのかもしれません。
今回の騒動について、ネット上では様々な意見が飛び交っています。ユーザー名は伏せた形で、その反応をまとめます。
博衣こよりさんの炎上騒動は、ファンの「感想」ツイートに本人が直接リプライしたことが発端となりました。その行動が「ファンネル飛ばし」と批判され、その後の「お気持ち表明」がさらに炎上を拡大させました。
発端のツイートは法的な「誹謗中傷」とは言えない「感想・批評」の範囲内であった可能性が高いですが、こよりさんにとっては許容し難い言葉だったようです。
背景には、人気VTuberゆえの露出の多さや、ゲームファンとの摩擦、そして何より、日々寄せられる膨大な誹謗中傷による精神的な蓄積があったと推測されます。
タレントもファンも「人間」です。顔が見えないネットの世界だからこそ、相手への敬意を忘れず、自分の言葉がどう受け取られるかを一度立ち止まって考える必要がある、ということを改めて認識させられる一件でした。