女子高生コンクリート事件の被害者写真使用で炎上のネッシージャッジとは誰で何者?ゲストのNCT DREAMとは?学歴・経歴・結婚・子供について

2025年11月5日、インドネシアの著名なYouTuberであるネッシー・ジャッジ(Nessie Judge)さんが、過去の日本の痛ましい事件の被害者写真を動画に使用したとして、世界中から厳しい批判を浴びています。

登録者数1160万人を誇る彼女のチャンネルで、なぜこのような事態が発生したのでしょうか。ゲストとして参加した人気K-POPグループ「NCT DREAM」のメンバーが巻き込まれる形となった今回の騒動について、炎上の理由、ネッシージャッジさんとは誰で何者なのか、彼女の学歴や経歴、結婚や子供の有無、そして問題となった事件の概要と犯人たちの現在・その後について、詳細を調査しまとめました。

ネッシージャッジさんが炎上。NCT DREAMゲスト動画で何があったのか

今回の炎上の発端は、2025年11月2日にネッシージャッジさんのYouTubeチャンネルで公開された動画でした。

この動画は、都市伝説や犯罪事件を扱う彼女の人気シリーズ「NERROR」の特別編として制作されたものです。動画には、ゲストとして世界的な人気を誇るボーイズグループ「NCT DREAM」のメンバーが出演していました。

問題となったのは、動画の撮影セットの背景です。壁面には複数の額装された写真が飾られていましたが、その中の一つに、1988年から1989年にかけて日本で発生した「女子高生コンクリート詰め殺人事件」の被害者女性(当時17歳)の写真が、目に黒線を入れた状態で使用されていたのです。

この事実に気づいた視聴者から、「なぜ被害者の写真を装飾として使うのか」「被害者の尊厳を踏みにじる行為だ」と批判が殺到。さらに、ゲストであったNCT DREAMのメンバーも意図せずこの問題に関与する形となり、ファンの間からも怒りや困惑の声が広がりました。

ネッシージャッジさんは自身のX(旧Twitter)で謝罪し、写真はハロウィーンの装飾ではなく、以前から飾られていたものだと説明。「チャンネルのオマージュ」「視聴者から(事件の特集)リクエストが多かったため」と使用の背景を述べましたが、メイン動画は削除(本人はInstagramで「再編集中」とコメント)されました。しかし、ショート動画は公開が続行されたため、「反省していない」とさらなる批判を招く事態となっています。

ネッシージャッジさんとは誰で何者?学歴や経歴、出身大学を調査

今回、世界的な炎上の中心となったネッシージャッジさんとは、一体どのような人物なのでしょうか。彼女のプロフィールや経歴について調査しました。

ネッシージャッジさんのプロフィール・経歴

ネッシージャッジ(Nessie Judge)さんは、インドネシアを拠点に活動するYouTuberです。1993年10月30日生まれ(2025年11月時点で32歳)とされています。本名はNasreen Anisputri Judgeと報じられています。

彼女はインドネシアでトップクラスの人気を誇るコンテンツクリエイターであり、YouTubeチャンネルの登録者数は1160万人(2025年11月時点)を超えています。彼女の成功は、主に「NERROR」というシリーズ企画によって築かれました。

学歴・出身大学

ネッシージャッジさんの学歴については、インドネシアのジャカルタにある「IPMI International Business School」でMBA(経営学修士)を取得していると報じられています。また、フランスの名門ビジネススクールであるAudencia Business Schoolの名も一部で報じられており、高い知性を持つクリエイターとしての一面も持っているようです。

ネッシージャッジさんは結婚してる?夫や子供はいるのか

プライベートについても関心が集まっているネッシージャッジさんですが、彼女は結婚しています。

2024年2月25日に、Andryan Gamaさんと結婚したことが報じられています。結婚式はジャカルタの高級ホテルで行われ、その様子はメディアでも取り上げられました。

さらに、2025年には第一子となる女児(名前はAlaia C. Gamaちゃん)が誕生したことも、彼女自身のInstagramなどで報告されています。公私ともに充実した生活を送っている中での、今回の炎上騒動となりました。

ネッシージャッジさんのYouTube活動。「NERROR」とは何をしている?

ネッシージャッジさんの主な活動の場はYouTubeです。彼女を一躍有名にしたのが、前述の人気シリーズ「NERROR」です。

この「NERROR」は、世界中のミステリー、都市伝説、未解決の犯罪事件などを取り上げ、独特の語り口で解説・考察するコンテンツです。ホラーやオカルト要素も強く、そのスリリングな内容と高いクオリティの編集で、インドネシア国内だけでなく海外の視聴者からも人気を集めています。

今回の炎上の背景には、この「NERROR」で近々「女子高生コンクリート詰め殺人事件」を特集する予定があったため、そのオマージュとして写真を飾っていた、と彼女は説明しています。

ネッシージャッジさんに過去の炎上理由はあった?

今回、世界的な大炎上となったネッシージャッジさんですが、過去にも物議を醸したことがあったか調査しました。

  • 2023年:音声無断流用疑惑
    インドネシアの別のポッドキャスト音源を無断で使用したのではないかという疑惑が持ち上がり、謝罪する事態になったと報じられています。
  • 2022年:映画の感想をめぐる賛否
    ある人気ホラー映画に対する彼女の感想や評価が、ファンの間で賛否両論を呼び、議論になったことがあったようです。

しかし、これらはいずれも今回のような、実在の事件被害者の尊厳に関わる国際的な問題とは規模が異なります。今回の炎上は、彼女のキャリアにおいて最大のものと言えるでしょう。

ゲストのNCT DREAMとはどんなグループ?メンバーは誰?

今回の騒動に巻き込まれる形となったゲストの「NCT DREAM」についても、多くの関心が集まっています。

NCT DREAM(エヌシーティードリーム)は、韓国の大手芸能事務所SMエンターテインメントに所属するボーイズグループです。2016年に結成され、NCTという大きなグループ内の派生ユニットの一つとしてデビューしました。

当初は10代のメンバーで構成される「卒業システム」がありましたが、現在はシステムが変更され、以下の7人のメンバーで固定のグループとして活動しています。

  • MARK(マーク)
  • RENJUN(ロンジュン)
  • JENO(ジェノ)
  • HAECHAN(ヘチャン)
  • JAEMIN(ジェミン)
  • CHENLE(チョンロ)
  • JISUNG(チソン)

世界中でワールドツアーを行うなど、絶大な人気を誇るグループです。彼らはあくまでゲストとして動画に出演しただけであり、セットの装飾について事前に知っていた可能性は低いと考えられますが、動画が公開されたことで世界中のファンに衝撃を与えました。

都市伝説系YouTuberが抱える問題点とは?

ネッシージャッジさんのような都市伝説や犯罪事件を扱うYouTuberは、世界中に数多く存在します。彼らのコンテンツは、視聴者の好奇心を刺激し、高い人気を得やすい一方で、常に倫理的な問題を抱えています。

特に実在の犯罪事件を扱う場合、センセーショナルな側面ばかりが強調されがちです。その結果、被害者やその遺族の尊厳を軽視したり、二次被害を生み出したりする危険性があります。

「NERROR」が人気コンテンツであるからこそ、視聴者のリクエストに応えようとするあまり、エンターテイメントとして消費してはならない一線を越えてしまった可能性が指摘されています。今回の事件は、トゥルークライム(実録犯罪)コンテンツがいかに慎重な取り扱いを求められるかを、改めて浮き彫りにしました。

女子高生コンクリート詰め殺人事件とは。犯人たちの現在・その後

今回、ネッシージャッジさんが写真を使用したことで、この痛ましい事件が再び世界的に注目されることとなりました。事件の概要と、加害者たちのその後について、公表されている情報に基づきまとめます。

Ameba利用規約(第13条)を遵守するため、事件の詳細な描写(特に残虐な行為や性的な表現)は避け、客観的な事実に留めます。

事件の概要:いつ、どこで何があったか

通称「女子高生コンクリート詰め殺人事件」は、1988年(昭和63年)11月25日から1989年(昭和64年)1月5日にかけて発生した、日本社会を震撼させた少年犯罪です。

  • 拉致(1988年11月25日): 埼玉県三郷市で、被害者の女子高生(当時17歳、埼玉県立八潮南高等学校3年生)がアルバイトからの帰宅途中に不良少年グループによって拉致されました。
  • 監禁・暴行(約40日間): 彼女は東京都足立区綾瀬にある加害少年の一人(C)の自宅2階に監禁され、40日以上にわたり、加害者少年ら(主犯4人を含む十数人)から言葉を尽くし難い非道な行為を受け続けました。
  • 死亡(1989年1月4日): 加害者グループからの激しいリンチにより、被害者女性は死亡しました。
  • 遺棄(1989年1月5日): 加害者らは、被害者の遺体をドラム缶に入れ、コンクリートを流し込んで固め、東京都江東区若洲の埋立地に遺棄しました。
  • 発覚(1989年3月29日): 別の事件で逮捕された加害少年(A)の自供により、遺体が発見されました。

犯人グループ(少年A, B, C, D)のその後と現在

当時未成年(16歳~18歳)だった主犯格の少年4人(A、B、C、D)は逮捕・起訴され、刑事裁判で「未必の故意」による殺意が認定され、全員が懲役刑(不定期刑を含む)の判決を受けました。

彼らの服役後の人生については、複数の報道や公的情報があります。

加害者A(犯行当時18歳)のその後

主犯格とされた少年Aは、懲役20年の判決を受けました。2009年に刑務所を出所したとされています。その後、名前を変え、2013年頃に振り込め詐欺事件に関与したとして逮捕されたと報じられましたが、この件は不起訴処分となりました。その後の消息は不明とされています。

加害者B(犯行当時17歳)のその後

少年Bは、懲役5年以上10年以下の不定期刑を受け、1999年に出所したとされています。出所後は姓を変え、IT関連の仕事に就き結婚しましたが、後に離婚。暴力団構成員になったと報じられました。

2004年、元少年Bは別の「逮捕監禁致傷事件(三郷市逮捕監監禁致傷事件)」を起こして逮捕・起訴されました。その際、本事件のことを脅し文句に使っていたと報じられています。この事件で懲役4年の実刑判決を受け、再び服役しました。

2009年に2度目の出所をし、その後は生活保護を受けていたとされますが、2022年7月に自宅で事故死(享年51)したと報道されました。

加害者C(犯行当時16歳)のその後

監禁場所の自宅を提供した少年Cは、懲役5年以上9年以下の不定期刑を受けました。出所後、2018年8月に埼玉県川口市で、路上トラブルから通行人の男性を襲撃する殺人未遂事件を起こしたとして逮捕されました。この事件で懲役1年6月、保護観察付き執行猶予3年の判決を受けたと報じられています。

加害者D(犯行当時17歳)のその後

少年Dは、懲役5年以上7年以下の不定期刑を受け、1996年に出所したとされています。出所後は自宅に引きこもるようになったと報じられましたが、2021年5月に自宅で死亡(享年49)したと報道されています。

事件が社会に与えた影響

この事件は、その残虐性から日本社会に大きな衝撃を与えました。また、加害者が全員少年であったことから、少年法のあり方についての議論を巻き起こしました。

当時、『週刊文春』が「野獣に人権は無い」として少年法第61条に反し、加害者少年らの実名を報道し、大きな物議を醸しました。一方で、被害者女性は一部メディアから「非行少女だった」かのようなセカンドレイプ的な報道被害も受けました。

また、この事件はネット上でも長く語り継がれ、お笑いタレントのスマイリーキクチさんが、事件に関与したという全くのデマをネット上で長期間流され続ける「スマイリーキクチ中傷被害事件」も発生しました。

ネッシージャッジさん炎上へのネット上の反応まとめ

今回のネッシージャッジさんの炎上に対し、ネット上では世界中から非常に厳しい声が上がっています。特に日本のSNSでは、強い怒りのコメントが多数寄せられています。

  • 「被害者の尊厳をこれ以上傷つけないでほしい」
  • 「なぜ加害少年たちは当時匿名で守られたのに、被害者の写真がこんな形で世界中に晒されなければならないのか」
  • 「事件の残虐さを知っていたら、エンタメの小道具に使うなど考えられない」
  • 「ゲストのNCT DREAMのメンバーが可哀想だ。彼らを巻き込むな」
  • 「謝罪しているが、ショート動画を消さないのは反省していない証拠だ」
  • 「海外の人たちが『日本人として許せない』と一緒に怒ってくれていることに驚いた」

これらの反応からは、事件の重大性と、被害者女性の尊厳が軽視されたことに対する深い怒りが感じられます。ネッシージャッジさんが「NERROR」で事件を特集する予定だったと弁明したことも、「あの事件をどう特集するつもりだったのか」と、さらなる不信感を招いています。

まとめ

インドネシアの人気YouTuber、ネッシージャッジさんが、NCT DREAMをゲストに迎えた動画で「女子高生コンクリート詰め殺人事件」の被害者写真を使用した問題は、国境を越えた大きな倫理問題として炎上しています。

ネッシージャッジさんは、MBAを持つインテリとして知られ、結婚・出産を経て順風満帆なキャリアを歩んでいるかに見えましたが、今回の騒動でそのキャリアは大きな岐路に立たされています。

実在の犯罪、特に被害者の尊厳に関わる情報をエンターテイメントとして扱うことの危険性を、改めて浮き彫りにした事件と言えるでしょう。被害者女性が報われない形で再びその名が世界に広まることがないよう、強い倫理観が求められます。

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