デボちゃんの動画が消えた理由はなぜ?「遺体37体」デマは本当?逮捕が心配される今後はどうなるのか

チャンネル登録者数96万人以上を誇る、人気韓国人YouTuber「デボちゃん」(韓国人先生デボちゃん)が、現在、自身の活動の根幹を揺るがす重大な局面に直面しています。2025年11月、同氏が過去に投稿した動画の内容が「虚偽情報の流布」にあたる疑いがあるとして、韓国の警察当局が本格的な捜査に乗り出したことが、日韓両国で大きく報じられました。

事の発端は、「韓国で下半身だけの遺体が37体発見された」といった、非常にセンセーショナルで衝撃的な内容の発言です。この報道を受けて、デボちゃんさん本人は、一時「捜査を受けに行く」とする釈明の動画を投稿(現在は削除済みとみられる)し、関連する過去の動画を大量に削除する意向を明らかにしました。

日本で「日本好き」な韓国人クリエイターとして知られ、エンターテインメントから政治時事まで幅広く発信し、多くのファンを抱えていた彼に、一体何が起きたのでしょうか。

この記事をお読みのあなたは、おそらく以下のような疑問や関心をお持ちのことでしょう。

  • なぜ?: なぜ突然、動画が大量に消えたのか? 韓国警察が捜査するに至った直接的な理由は何なのか。
  • デマなの?: 「遺体37体」という情報は、本当にデマだったのか? もしデマなら、なぜ彼はそんな情報を発信したのか。
  • どんな人?: そもそもデボちゃんとは何者で、どのような経緯で人気YouTuberになったのか。
  • なぜ政治的に?: 最近、政治的な発言が目立っていた理由は? なぜ彼は韓国の現政権を批判するようになったのか。
  • どうなる?: 今後、デボちゃんさんは逮捕されてしまうのか? YouTuberとしての活動は続けられるのか。

本記事では、現在までに報じられている複数の情報源を基に、これらの疑問に一つひとつ答えていきます。今回の騒動の全経緯、デボちゃんさんという人物の背景、そして情報発信者としての責任について、中立的な立場から深く掘り下げ、徹底的に分析・解説します。

目次 Outline

1. デボちゃん動画削除の真相:韓国警察「重大犯罪」として捜査着手

今回の騒動が公になったのは、2025年11月5日、韓国の警察庁が「日本のオンラインコミュニティを中心に虚偽の捜査情報を拡散した」として、デボちゃんさんに対する捜査に着手したと公式に発表したことが直接的な引き金です。この警察当局の電撃的な動きが、一連の動画削除の背景にあることは間違いありません。

1-1. 2025年11月5日の警察庁発表:なぜ「重大犯罪」とまで認識されたのか

韓国の警察庁は同日、報道資料を配布し、ソウル警察庁サイバー捜査隊に対して、デボちゃんさんに関する迅速な捜査に着手するよう厳格に指示したことを公表しました。

複数の報道内容を総合すると、警察当局が今回の件を単なる「デマ」や「間違い」として片付けなかったことには、明確な理由が存在します。当局はデボちゃんさんが拡散したとされる情報について、以下のように極めて重く受け止めているのです。

  • 国民の不安を煽る行為:根拠のない情報が、韓国国民の治安に対する不安を不必要に増幅させたと指摘しています。
  • 社会的混乱の引き金:確認されていない虚偽の内容が、社会的なパニックや無用な混乱を引き起こす可能性があると懸念されました。
  • 韓国の国際的イメージへの打撃:特に問題視されたのが、この情報が日本という他国に向けて発信された点です。「治安が崩壊している」かのような印象を国際的に与え、韓国の国家イメージを著しく傷つけたと判断されました。
  • 「国益」への具体的な損害:イメージの悪化は、単なる印象の問題にとどまりません。警察は、これが「外国人の韓国訪問(観光)や海外からの投資などにも否定的な結果をもたらしかねない」と具体的に言及。つまり、経済的な損失を含む「国益を損なう行為」であると規定したのです。

これらの理由から、警察当局はデボちゃんさんの行為を「重大犯罪として認識している」と発表するに至りました。捜査当局は今後、動画プラットフォームであるYouTube側に協力を要請し、デボちゃんさんの正確な国籍や現在の具体的な所在地などを確認する方針であると報じられています。

1-2. 本人の釈明:「悪意はなかった」と「動画全削除」の意向

自らが「重大犯罪」の捜査対象となった——。この衝撃的な事態を受け、デボちゃんさん自身も即座に反応を見せたようです。2025年11月5日、自身のYouTubeチャンネルに「韓国の警察に捜査うけに行ってきます」という緊迫したタイトルの動画を(一時的に)投稿したと報じられています。

その動画の中で、デボちゃんさんは「今、緊急で動画を回している」「これからは発言に気をつけないといけないので、言葉を選びながら動画を撮っている」と、事の重大性を認識し、慎重に言葉を選びながら語り始めたとされています。

報道によれば、彼が「フェイクニュースを他の国に流して、国のイメージを悪くさせた罪」にあたると説明されたと報告した上で、自身の立場について以下のように釈明したとのことです。

  • 釈明(1) 悪意の否定:「私はフェイクニュースを悪意をもって、韓国のイメージを悪くさせるために流したんじゃなくて」と、意図的なものではなかったと強く主張。
  • 釈明(2) コメントの紹介:「ニュースにも出た事件について、私は韓国メディアがこういうこと(事件)を全て隠しているから、『こういうコメントもある』と紹介しただけだ」と、自身のオリジナル情報ではなく、あくまでネット上のコメントを「紹介」したに過ぎないという立場を強調しました。
  • 釈明(3) 証拠の提示:「中国人がビザなしで韓国に入れるようになってから治安が悪化し、犯罪が増えているという証拠を見せながら話しただけだ」と、自身の主張には一定の根拠があったとも述べたとされます。

興味深いのは、釈明の中で「下半身だけある死体が出ているのは事実だから、韓国人たちもみんな気をつけている」と、発言の核心部分については依然として「事実」であるとの認識を(少なくとも動画の時点では)崩していなかったと報じられている点です。

しかし、事態の深刻さは理解していたようで、「いろいろな意見を紹介したかっただけだが、今、韓国ではその部分が問題になっているようだ」と述べ、「だから私は韓国関連の動画をすべて削除することにした」「韓国の大統領や韓国に対して批判する動画をすべて消して調査を受けに警察に行ってくる」と、過去の動画を大量に削除し、捜査に応じる意向を表明しました。

実際に、この釈明動画自体がその後削除された(あるいは非公開にされた)とみられ、彼のチャンネルからは、特に政治的・批判的とみなされかねない過去の動画がごっそりと消えた状態になっていることが、多くのファンやウォッチャーによって確認されています。

2. 「遺体37体」発言の真相は?デマと判断された根拠はどこか

では、韓国警察が「虚偽情報」であり「重大犯罪」とまで断じるに至った、デボちゃんさんの発言とは、具体的にどのような内容だったのでしょうか。その詳細と、警察が「デマ」と判断した背景、そして彼が何を根拠にしていたのかを深く掘り下げます。

2-1. 発端は10月22日の動画:「殺人と臓器売買問題がやばい」

全ての始まりは、2025年10月22日にデボちゃんさんが投稿したとされる「最近ビザなしで韓国に入国した犯罪者中国人達の殺人と臓器売買問題がやばい」という、非常にセンセーショナルかつ扇動的なタイトルの動画でした。

この動画の中で、デボちゃんさんは「ビザなしで入国した中国人」が韓国国内で深刻な社会問題を引き起こしているという持論を展開。その文脈で、以下のような具体的かつショッキングな「事実」として、数字を挙げて主張したと報じられています。

  • 「韓国で下半身だけの遺体37体が発見された」
  • 「非公開で捜査中の事件だけでも150件にのぼる」

「37体」「150件」という具体的な数字は、視聴者に強烈なインパクトを与えました。この情報は、日本のSNSやオンラインコミュニティサイトを中心に瞬く間に拡散。「韓国は今、そんなに危険な状態なのか」「旅行に行くのが怖い」「治安が崩壊している」といった反応が連鎖的に引き起こされ、大きな波紋を呼んでいたのです。

2-2. 脆弱すぎた根拠:「現職検事を名乗る」匿名のネットコメント

これほど重大かつ衝撃的な内容を、96万人の登録者を持つインフルエンサーとして発信するにあたり、デボちゃんさんは一体どのような確固たる証拠や情報源を根拠にしていたのでしょうか。

驚くべきことに、報道によれば、デボちゃんさんが動画の中で自身の主張の裏付けとして引用したのは、「現職検事を名乗る人物」がハングルでインターネット上に投稿したとされる、匿名のコメントだけだったとされています。

この「現職検事を名乗る人物」が本当に検事なのか、実在する人物なのか、そしてその書き込みが事実に即したものなのかは、全く確認されていません。韓国メディアは「身元が分からないネットユーザー」「正体不明のネットユーザー」が残したコメントに過ぎないと、その信憑性の欠如を厳しく指摘しています。

つまり、公的な統計データ、大手メディアによる検証済みの報道、警察や政府機関の公式発表といった、いわゆる「一次情報」や「信頼できる情報源」に基づくものでは全くなく、真偽不明の匿名の書き込みを鵜呑みにし、それを「事実」として拡散してしまった可能性が極めて高いのです。

2-3. なぜ警察は「虚偽情報」「国益を損なう」と強く判断したのか

韓国警察は、デボちゃんさんのこれらの主張を「確認されていない虚偽の内容」と明確に断じています。

警察当局がこれほどまでに強い言葉で非難し、「厳正対応」に踏み切った背景には、単に「一個人がネットで嘘をついた」というレベルを遥かに超えた、社会的な懸念が存在します。警察が公式に問題視した点を整理すると、以下のようになります。

  • 治安への不安醸成:国内の自国民、そして海外に住む韓国人に対し、自国の治安に関する深刻かつ根拠のない不安を植え付けたこと。
  • 社会的混乱の誘発:センセーショナルなデマは、模倣犯やデマの連鎖を生み出し、社会の秩序を不安定にする可能性があること。
  • 対外的な国家イメージの毀損:これが最も重大なポイントです。「遺体が37体も非公開で処理されている」という情報は、韓国が法治国家としての機能不全に陥っているかのような、あるいは政府が何かを隠蔽しているかのような、極めてネガティブな印象を国際社会に与えます。
  • 具体的な経済的損害(国益):このネガティブなイメージは、具体的な実害に直結します。警察が「外国人の韓国訪問や投資などにも否定的影響」と明記したように、観光客の減少や海外からの投資意欲の減退といった、韓国の「国益」に直接的なダメージを与える行為であると認定されたのです。

特に、その情報がYouTubeという世界的なプラットフォームを通じて、歴史的にも関係が深い「日本」という国に向けて発信され、そこで広範囲に拡散・消費されたという事実が、事態をより深刻な「国益阻害行為」とみなす決定的な要因になったと考えられます。

3. デボちゃんの今後の行方:逮捕の可能性と適用法は?

韓国警察が「重大犯罪」として「厳正に対応する」と発表したことで、デボちゃんさんの今後の処遇、特に「逮捕されるのではないか」という点に、世間の最大の関心が集まっています。法的な観点からは、どのような手続きとリスクが考えられるのでしょうか。

3-1. 適用が検討される「電気通信基本法違反」とは何か

複数の韓国メディアおよび日本メディアの報道によると、警察がデボちゃんさんに対して適用を検討しているとされるのが、韓国の「電気通信基本法違反」の疑いです。

具体的には、同法の第47条第2項などが関連する可能性が指摘されています。この条項は、過去の条文において「公益を害する目的で、電気通信設備により公然と虚偽の通信をした者」を罰する(例:懲役刑や罰金刑)といった内容を含んでいました。(※注:法律の条文やその解釈、違憲判決の有無などは時代によって変動するため、あくまで捜査当局が「虚偽情報の流布」を罰する法的根拠として検討している、という点を指します。)

警察関係者が「今後も虚偽・捏造情報による社会的混乱を防ぎ、国民の知る権利を守るために迅速かつ断固として対応していく」と強くコメントしていることからも、まさにこの「公益を害する(国益を損なう)目的での、公然たる虚偽の通信(YouTubeでの発信)」が問題の中心に据えられていることが明確にわかります。

今後の捜査の最大の焦点は、デボちゃんさん本人に「公益を害する目的(悪意)」があったかどうか、という点になるでしょう。本人は釈明動画で「悪意はなかった」「コメントを紹介しただけ」と主張していますが、捜査当局がその主張を額面通りに受け入れるか、それとも「再生数を稼ぐため」「現政権を批判するため」といった別の意図(=悪意)があったと判断するかによって、今後の展開は大きく変わってくると予想されます。

3-2. 警察の「厳正対応」方針と本人の所在確認の行方

まず明確にしておくべき点として、現時点(2025年11月7日時点)で、デボちゃんさんが逮捕されたという公式な情報はありません。

警察の発表は「捜査に着手」し「厳正に対応する」という段階です。

報道によれば、警察の最初のアクションは、YouTube(Google)側に協力を要請し、デボちゃんさんのアカウント情報、IPアドレスなどから、彼の正確な「国籍」および「現在の所在地」を法的に確認することだとされています。

この点について、公開されている情報を整理してみましょう。

  • 国籍:各種プロフィールによれば、デボちゃんさん(本名:チョ・デボム)は韓国国籍とされています。
  • 所在地:日本で長く活動していましたが、2024年秋に「家庭の事情」で韓国(釜山)へ帰国したという情報が公になっています。

さらに、彼自身が釈明動画で「(韓国の)警察に行ってくる」と発言していることから、現在も韓国国内に滞在している可能性が極めて高いとみられます。

もしデボちゃんさんが韓国内に滞在しているのであれば、警察による捜査(例:出頭要請、押収捜索、事情聴取)は、物理的な障壁なく迅速に進むものと予想されます。

「厳正に対応する」という警察の強い意志を考慮すると、今後、事実関係の確認(デマであることの認識の有無、発信の意図など)が本格的に行われ、その結果に基づき、起訴(在宅または身柄拘束)か、あるいは不起訴(嫌疑不十分、または起訴猶予)かの法的な判断が下されるものと考えられます。

4. デボちゃんとは何者? その経歴とプロフィールを深掘り

今回の騒動で、良くも悪くも日韓両国でその名が大きく報じられることになった「デボちゃん」さん。彼が一体どのような人物で、どのような経緯を辿って96万人もの登録者を抱えるインフルエンサーになったのか、その背景を知ることは、今回の事態を理解する上で非常に重要です。

活動名韓国人先生デボちゃん
本名チョ・デボム(曺大範、韓: 조대범)
生年月日1992年8月3日(33歳 ※2025年11月時点)
出身地大韓民国 釜山広域市
身長174 cm
学歴釜山映像芸術高等学校 卒業後、韓国の大学を卒業(大学名は非公表)
職業YouTuber
所属事務所株式会社Carry On(2023年8月より)

4-1. 本名と生い立ち、釜山での学生時代

デボちゃんさんの本名は、チョ・デボムさん。1992年に韓国第二の都市、釜山広域市で生まれました。3人兄弟の長男として育ち、彼には妹と、18歳も年が離れた弟がいると公表されています。

彼のクリエイターとしてのルーツは、学生時代に遡ることができるようです。学歴については、釜山映像芸術高等学校を卒業していることが知られています。このことからも、10代の頃から映像制作や表現活動に強い関心を持っていたことが伺えます。

高校卒業後は、韓国国内の大学に進学し、卒業。兵役も終えています。

4-2. 日本移住のきっかけ:ニューヨークでの出会い

彼が日本と深く関わるきっかけは、意外にもアメリカ・ニューヨークでした。大学を卒業し兵役も終えた24歳の時、彼はニューヨークへ留学します。

その留学生活の中で、彼は多くの日本人と知り合い、交流を深めたといいます。そこで日本のアニメや文化に触れ、日本語や日本そのものに強い興味を抱くようになったことが、彼の人生の大きな転機となりました。

ニューヨークでの経験を経て、日本への移住を決意。当初は「2年ほど滞在する予定だった」そうですが、日本の生活が肌に合ったのか、あるいは日本での新たな目標ができたのか、その滞在は予定を大幅に超えて長期化することになります。

4-3. YouTuberとしてのキャリアスタート(2018年〜)

日本での生活が始まり、彼が新たな表現の場として選んだのがYouTubeでした。2018年9月、自身のチャンネル「韓国人先生デボちゃん」を開設し、YouTuberとしての活動を本格的にスタートさせます。

彼のコンテンツは、「日本好き」を公言する韓国人男性という視点から、日韓の文化比較、韓国のエンターテインメント情報、そして自身の日本での日常生活などを、ユーモラスかつ親しみやすい釜山訛りの韓国語(と日本語字幕)で紹介するものでした。

このスタイルが、日韓の文化に関心を持つ日本の若年層を中心に受け入れられ、着実にファンを増やしていきます。活動開始から約1年後の2019年7月には、一つの節目であるチャンネル登録者数10万人を突破。人気YouTuberの仲間入りを果たしました。

4-4. 所属事務所の変遷(Kiii から Carry On へ)

チャンネル登録者10万人を突破し、その影響力と将来性が認められたデボちゃんさんは、2019年7月に日本の大手YouTuber事務所「Kiii(キー)」に所属します。

その後、Kiii内部の体制変更などを経て、2023年8月には、現在の所属事務所である「株式会社Carry On(キャリオン)」へ移籍したことをファンに報告しています。Carry Onには、Kiiiから移籍した人気クリエイターが多数在籍しており、彼にとっても安定した活動基盤となっていたようです。

4-5. 新大久保カフェでのアルバイト経験

YouTuberとして確固たる人気を築きつつあった2022年10月から2023年にかけて、デボちゃんさんは意外な行動に出ます。それは、東京・新大久保にあるカフェ「Scoop Coffee」でのアルバイト勤務でした。

すでに数十万人の登録者がいる人気YouTuberが、なぜアルバイトを? と多くのファンを驚かせましたが、これは彼にとって、ファンと直接交流する貴重な場であり、また新たな動画のネタ探しの場でもあったのかもしれません。

当然ながら、彼がカフェで働いているという情報はSNSなどで瞬く間に拡散。当時は、デボちゃんさんに一目会おうと、多くのファンが店を訪れ、新大久保のちょっとした名物となっていたようです。このエピソードは、彼がファンとの距離感を大切にするクリエイターであったことを示しています。

5. 活動スタイルの変化と韓国への帰国:なぜ彼は政治に傾倒したのか

初期は日本の文化やエンタメ、日常を紹介する動画で人気を博したデボちゃんさん。しかし、特にここ1〜2年、彼の活動スタイルには顕著な「変化」が見られたと、多くの視聴者が指摘しています。そのターニングポイントとなったのが、2024年秋の韓国への帰国でした。

5-1. 2024年秋の韓国帰国とファンイベント「またね 私のデボちゃん」

デボちゃんさんは2024年9月、「家庭の事情」を理由に、長年住んだ日本を離れ、故郷である韓国・釜山へ帰国することを発表しました。

日本を離れる直前の2024年10月19日には、彼がアルバイトをしていた新大久保の地で、ファンイベント「またね 私のデボちゃん」が開催されました。このイベント名からも、彼が一度日本での活動に区切りをつけ、新たなステージへ向かうことを示唆していたことがわかります。

この「帰国」という物理的な環境の変化が、その後の彼の動画コンテンツと思想的な側面に、決定的な影響を与えた可能性は非常に高いと考察できます。

5-2. 尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領支持と政治的発言への傾倒

日本にいた頃から、韓国の政治や社会問題に対する自身の意見を表明することはありましたが、その内容はあくまでエンタメの範囲内、あるいは文化比較の文脈が中心でした。しかし、韓国に帰国してからの彼は、明らかにそのスタンスを変えていきます。

決定的な転機は、2024年12月に韓国で発生した「非常戒厳の布告と解除」という、韓国現代史に残る政治的激動であったとみられています。

報道によれば、デボちゃんさんはこの時、当時の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領と、彼が所属する保守政党「国民の力」を支持する姿勢を明確に打ち出しました。それだけにとどまらず、尹前大統領を支持するデモ活動にも積極的に参加したとされています。

この時期を境に、デボちゃんさんのYouTubeチャンネルは、それまでのエンターテインメント中心の構成から、「右派YouTuber」としての側面が色濃い、政治時事チャンネルへと急速に変貌していきました。

5-3. 「エンタメ」から「ポリティカル」への移行:なぜ日本の視聴者へ?

彼が発信する政治的メッセージの主な内容は、「親日派」として知られる尹前大統領を擁護し、その後の李在明(イ・ジェミョン)現大統領や現政権を痛烈に批判するというものでした。

ここで特筆すべきは、彼がその政治的メッセージを、韓国国民ではなく「日本の視聴者」に向けて、日本語字幕付きで発信し続けた点です。

なぜ彼はそのような活動スタイルを選んだのでしょうか。考えられる理由は複数あります(これらはあくまで分析であり、本人の真意を断定するものではありません)。

  1. 本人の強い信念:尹前大統領の支持者として、現政権(李在明大統領)の政策(特にビザなし政策など)が韓国を危険に晒しているという強い危機感を持ち、それを(自身のファンベースがある)日本に伝えたかった。
  2. 日本での需要(ニーズ):日本の視聴者(特に保守層)が、韓国の「反日」的な側面ではなく、「親日」的な尹前大統領や、韓国国内の「現政権批判」の声を求めていると感じ取った。
  3. 環境の変化:韓国に帰国したことで、現地の政治情勢やメディアの報道に日常的に触れ、より一層、政治的な問題意識が強まった。

今回の騒動の発端となった10月22日の動画(「中国人犯罪者」「臓器売買」)も、まさにこの「現政権(李在明大統領)が中国人のビザなし入国を解禁したこと」を批判するという、彼の政治的傾倒の延長線上で制作されたものでした。

エンターテインメントというオブラートに包まれていた「韓国批判」が、政治的信念と結びつくことで先鋭化し、ついに「虚偽情報の拡散」という一線を超えてしまった、というのが今回の事態の深層にあるのかもしれません。

6. ネット上の反応は?ファンの懸念と批判

韓国警察による「重大犯罪」としての捜査着手——。この衝撃的なニュースは、デボちゃんさんを長年支持してきたファン、あるいは彼の動画を一度でも目にしたことがあるネットユーザーの間に、大きな動揺と様々な反応を引き起こしています。

6-1. 「違和感あった」「最近は政治絡み」ファンの困惑

「ピンズバNEWS」などの国内メディアの報道によると、デボちゃんさんの最近の急激な変化に、多くのファンが気づき、戸惑っていた様子が伺えます。SNS上では、彼を好意的に見ていたと思われる層からも、困惑や懸念の声が上がっていると伝えられています。

《韓国前大統領の警察沙汰あたりから動画の内容がかわってきたからちょっと大丈夫かな?って違和感あったんだよね。それ以前は面白い動画ばかりだったのに》

《最近は政治絡みの動画しかなくてもうこっち路線で行くのかな〜と少し残念に思いながらも、好意的な気持ちで見てたので本当に何の疑いもなく視聴してたし、信じてた》

これらのコメントから浮かび上がるのは、初期の「面白い韓国人のお兄さん」としてのエンタメ動画を好んでいたファンが、彼の急速な「政治路線」への転換に「違和感」や「残念さ」を感じつつも、彼が発信する情報(=韓国現政権への批判)を「信じて」視聴していたという、複雑なファン心理です。

彼らにとって、信じていた情報が「デマ」であり、彼自身が「捜査対象」となったことの衝撃は、計り知れないものがあったでしょう。

6-2. 「韓国批判」動画への過去のコメントと炎上の過激化

また、今回の騒動が公になった直後から、デボちゃんさんのYouTubeチャンネル(特にまだ削除されずに残っている過去の動画)や関連SNSには、韓国のネットユーザーからとみられる批判的なコメントが殺到している、との指摘もあります。

《デボちゃんの過去動画、韓国人の批判コメント殺到しまくってる早、、、これかなり大事になってる、やばくないか炎上内容が政治に関わってくる事って全てが過激になるからもはや怖い》

デボちゃんさんは、過去にも日韓の歴史問題や社会問題について、「歴史問題にしつこいのは韓国側」「反日を唱えながら日本のアニメやブランドを使っている人はダサい」といった、いわゆる「韓国批判」とも取れる(あるいは「日本寄り」とも取れる)発言をすることで、一部の日本の視聴者から強い支持を集めていました。

しかし、こうした発言は、日韓のナショナリズムを刺激しやすい非常にデリケートなテーマです。政治問題に関わる炎上は、単なるエンタメ系の炎上とは比較にならないほど過激化しやすい側面があります。

彼がエスカレートさせた「韓国批判」が、ついに「虚偽情報」の拡散とみなされるラインを越え、法的な問題にまで発展したことで、彼自身が日韓両国のナショナリズムの激しい応酬の矢面に立たされる結果となったのかもしれません。

7. 林原めぐみ騒動との関連は?「テレビが報じない真実」の発信者として

今回のデボちゃんさんの騒動を理解する上で、2025年6月に発生した、ある著名な声優を巻き込んだ「林原めぐみ騒動」は、無視できない「前兆」あるいは「文脈」であったと分析できます。この一件は、デボちゃんさんが日本で「どのような層に、なぜ支持されていたか」を象徴的に示しています。

7-1. 2025年6月の騒動概要:林原氏のブログ投稿

2025年6月、人気声優の林原めぐみさんが自身のブログを更新。その中で、当時の日本の政治状況などについて言及した際、「韓国人YouTuber」として、デボちゃんさんを含む複数のクリエイターの名前を実名で挙げたとされています。

報道によれば、林原さんは彼らの動画を「日本のテレビも伝えない現場の声」として高く評価し、彼らが「命がけ」で(韓国の)情報を伝えている、といった趣旨の紹介をしたとされます。

7-2. なぜ彼は「テレビが報じない真実」の発信者と見なされたのか

この「日本のテレビも伝えない内容」というキーワードこそ、デボちゃんさんが(特に政治路線に舵を切ってから)日本の特定の視聴者層に強く支持されていた理由を解き明かす鍵となります。

デボちゃんさんが発信していた「韓国の現政権(李在明大統領)への痛烈な批判」や、「親日(尹前大統領)派」の視点から見た韓国社会の問題提起は、日本の既存メディア(テレビや新聞)ではなかなか報じられることのない、生々しい「現場の声」として受け止められました。

日本の既存メディアの報道(特に韓国関連)に不信感や物足りなさを感じていた層にとって、デボちゃんさんのような「韓国人自身による韓国批判」の動画は、まさに「知られざる真実」を伝えてくれる貴重な情報源として機能していたのです。林原めぐみさんの発言は、こうした層の受け止め方を代弁したものだったと言えるでしょう。

7-3. 炎上と修正:既に顕在化していた「危うさ」

しかし、林原めぐみさんのこのブログ投稿は、予期せぬ炎上を引き起こします。著名な声優が特定の政治的スタンスを持つ(と見られる)YouTuberを名指しで推奨したことに対し、「排外主義的ではないか」「政治的デマに加担している」といった批判が噴出したのです。

結果として、林原さんは「韓国の友人から『いらぬ争いに火をつける事になる』と怒られた」として、ブログ記事を修正し、デボちゃんさんらの実名を削除する事態となりました。

この「いらぬ争いに火をつける」という友人の指摘は、極めて示唆に富んでいます。この騒動の時点で既に、デボちゃんさんの発信内容が、純粋な情報提供の域を超え、「日韓の対立を不必要に煽る」危険性や、情報の真偽を問われる「危うさ」をはらんでいたことが、客観的に示されていたのです。

今回の警察沙汰は、この時に示された「危うさ」が、最悪の形で現実化してしまったものだと分析することも可能でしょう。

8. 「親日ビジネス」の実態とリスク:日本称賛動画が陥った罠

今回のデボちゃんさんのケースは、彼個人の問題であると同時に、近年YouTubeで一つの巨大なジャンルを形成している「外国人による日本称賛」コンテンツ、いわゆる「親日ビジネス」が抱える構造的なリスクを浮き彫りにした事例とも言えます。

8-1. 「Youは何しに日本へ?」と「日本称賛」動画の構造

テレビ番組『YOUは何しに日本へ?』(テレビ東京系)に代表されるように、「外国人の視点を通して日本の素晴らしさを再発見する」というコンテンツフォーマットは、日本国内で非常に根強い人気を持っています。

YouTube上でも、「外国人が日本の○○を初めて体験して感動」「母国と日本を比べて日本のすごさを力説」といった類の動画が、再生数を稼ぎやすい「鉄板ジャンル」となっていることは周知の事実です。

これらのコンテンツがなぜ人気なのか。その理由の一つに、視聴者(=日本人)の自己肯定感やナショナル・プライドを心地よく満たしてくれる、という側面があることは否定できません。

8-2. デボ氏の戦略:「韓国批判」による「日本(視聴者)」への接近

デボちゃんさんのコンテンツも、この大きな潮流の中に位置づけることができます。

初期の純粋なエンタメや文化紹介から、徐々に「韓国の(ネガティブな)実情」や「韓国社会の問題点」を指摘し、相対的に「日本(の視聴者)」に寄り添い、共感を示すようなスタイルへと変化していきました。

特に「反日教育」や「歴史問題」といったデリケートなテーマにおいて、韓国人でありながら「日本(の視聴者)」が聞きたいであろうロジック(=韓国側の問題点を指摘する)を展開することで、彼は他の多くの韓国人YouTuberとの差別化に成功し、熱烈な支持層を獲得していったと考えられます。

これが「親日ビジネス」であると断定することはできません。彼自身の純粋な信念に基づいていた可能性も大いにあります。しかし、結果として「韓国批判」や「日本寄り」のスタンスが再生数や支持者の増加に直結しやすいという構造(=ビジネス的な成功)があったことは、客観的な事実として指摘できるでしょう。

8-3. 成功の代償:「嫌韓」との境界線と「信頼性」の喪失

デボちゃんさんは、この「親日(あるいは反・反日)」路線で成功した代表的なクリエイターの一人であったと言えます。

しかし、この手法には大きな落とし穴があります。それは、「韓国批判」がエスカレートするにつれ、客観的な「批判」と、憎悪や偏見に基づく「嫌韓」との境界線が曖昧になっていくリスクです。

支持者の期待に応えようと、より過激な「韓国批判」、よりセンセーショナルな「韓国の闇」を追い求めるうちに、情報発信者として最も重要であるはずの「情報の正確性」や「ファクトチェック」というブレーキが効かなくなってしまったのではないでしょうか。

匿名のネットコメントを「現職検事の証言」として鵜呑みにし、「遺体37体」という裏付けのない情報を拡散してしまった今回の事態は、まさにその典型です。

Googleがコンテンツ評価で重視する「E-E-A-T」(経験・専門性・権威性・信頼性)のうち、彼は自ら「信頼性(Trustworthiness)」を決定的に損なってしまいました。再生数や支持者の声に迎合しすぎた結果、情報発信者としての最低限の責務を怠った代償は、あまりにも大きいものとなったのです。

9. デボちゃんの推定年収は?動画削除と捜査が与える経済的打撃

登録者96万人というトップクラスのYouTuberであったデボちゃんさん。今回の騒動は、彼の社会的な信用だけでなく、経済的な基盤にも計り知れない打撃を与える可能性が極めて高いと見られます。

9-1. 登録者96万人クラスの推定年収(一般論)

まず、YouTuberの主な収入源は、動画再生によって得られる「広告収入」が基本です。その他、企業から依頼される「企業案件(タイアップ動画)」、ファンからの直接支援である「スーパーチャット」や「メンバーシップ」、さらには自身で企画する「グッズ販売」などがあります。

デボちゃんさんも、過去には企業案件動画を投稿したり、「デボちゃんにお金をつかう人達のストア」という自身のECサイトを開設したりと、多角的に収益を上げていたことが確認されています。

具体的な年収を外部から正確に知ることは不可能ですが、あくまで一般論として、登録者数が100万人近い規模のチャンネルであれば、再生回数や案件の単価にもよりますが、全盛期には数百万円から、多い時で数千万円台の年収があったとしても不思議ではありません。

ただし、デボちゃんさんが近年傾倒していた「政治時事ネタ」は、YouTubeの広告ポリシー上、広告が制限されたり(黄色のアイコン)、単価が低くなったりする傾向が強いジャンルです。そのため、登録者数の規模から想像されるほどの広告収入は得られていなかった可能性もあります。

9-2. 動画大量削除が意味する「過去の収益源」の喪失

今回の騒動で、デボちゃんさんが直面する最大の経済的打撃は、彼自身が「すべて削除する」と表明した「過去の動画」という資産の喪失です。

YouTuberにとって、過去にアップロードした動画は、チャンネルが存続する限り再生され続け、広告収入を生み出し続ける「ストック資産」です。96万人の登録者がいた彼のチャンネルには、膨大な数の動画(=資産)が蓄積されていたはずです。

「韓国関連の動画をすべて消す」という彼自身の判断は、これらの「ストック資産」を自ら放棄することを意味します。これは、過去数年間にわたる活動の収益源を、一瞬にして失うことに他なりません。

9-3. 「虚偽情報流布」のレッテル:今後の経済活動への壊滅的影響

さらに深刻なのが、今後の活動への影響です。

  1. 企業案件の消滅:韓国警察から「虚偽情報の流布」「国益を損なう重大犯罪」として捜査対象と名指しされた人物を、自社の広告塔として起用しようと考える企業は、まず存在しないでしょう。今後、企業案件のオファーが来る可能性は、限りなくゼロに近くなったと考えられます。
  2. 社会的信用の失墜:グッズ販売(ECサイト)なども、運営者の社会的な信用が基盤となります。「デマを流した人」というレッテルが貼られた今、以前のように商品が売れるとは考えにくい状況です。
  3. チャンネル収益化の停止リスク:最悪の場合、YouTubeのプラットフォーム規約(特に「有害または危険なコンテンツ」「ヘイトスピーチ」など)に抵触したと判断され、チャンネル自体が収益化の停止、あるいはアカウント停止(BAN)といった厳しい処分を受ける可能性もゼロではありません。

韓国警察による法的な処分がどうなるか以前に、YouTuber(クリエイター)としては、すでに経済的に「詰み」に近い、非常に厳しい状況に追い込まれていると言わざるを得ません。

10. まとめ:デボちゃん動画削除問題の経緯と今後の注目点

日本で人気を博した韓国人YouTuber「デボちゃん」さんが、自らの発言によって母国・韓国の警察から「重大犯罪」として捜査対象となるという、前代未聞の事態。

これまでの情報を、改めて時系列で簡潔に整理します。

時期出来事
2018年9月YouTubeチャンネル「韓国人先生デボちゃん」開設。
〜2024年エンタメ・文化比較動画で人気を獲得。登録者96万人を達成。
2024年秋「家庭の事情」で韓国へ帰国。
2024年12月〜韓国の政治激動(非常戒厳)を機に、尹前大統領支持を表明。政治的発言、現政権批判の動画投稿が急増。
2025年6月林原めぐみ氏がブログで「テレビが報じない」とデボ氏を(一時)名指しで紹介。
2025年10月22日【発端】「韓国で下半身だけの遺体37体発見」「非公開捜査150件」と主張する動画を投稿。根拠は「現職検事を名乗る」匿名のネットコメント。
〜11月動画が日本で拡散。「韓国の治安悪化」への懸念が広がる。
2025年11月5日【発覚】韓国警察庁が、デボ氏の行為を「虚偽情報の流布」「国益を損なう重大犯罪」として、ソウル警察庁サイバー捜査隊に捜査を指示したと公式発表。
同日【対応】デボ氏、「警察に捜査を受けに行く」と題した動画を投稿。「悪意はなかった」と釈明しつつ、「韓国関連の動画をすべて削除する」と表明。
現在釈明動画を含め、関連する多数の動画がチャンネルから削除(または非公開)された状態。

デボちゃんさんは、釈明動画の中で「(遺体が発見されたのは)事実」と(捜査発表後も)なお主張しており、韓国警察の「虚偽情報」という認識とは真っ向から対立しています。

今後の最大の注目点は、言うまでもなく韓国の司法当局による捜査の行方です。

  • デボちゃんさんの主張(コメントの紹介、悪意のなさ)は、法的にどう判断されるのか。
  • 「電気通信基本法違反」での立件、そして起訴・不起訴の判断はどうなるのか。
  • 彼自身が「すべて削除する」と述べた動画は、どこまで削除されるのか。
  • そして何より、彼は今後YouTuberとして活動を継続(あるいは再起)することができるのか。

「日本好き」を公言し、一時は日韓の民間交流の架け橋的な存在になるかとも見られた一人のYouTuber。彼が、なぜ政治的な言説に傾倒し、ファクトチェックという情報発信者としての基本的な責務を怠り、ついには「国益を損なう」とまで断じられるラインを越えてしまったのか。

今回の事件は、影響力を持つ個人(インフルエンサー)が、支持者の声や再生数という「数字」に迎合するあまり、情報の「信頼性」や「正確性」を見失った時、いかに大きな法的・社会的責任を問われることになるかを如実に示す、重大な事例として記憶されることになるでしょう。

その動向と司法の判断に、引き続き冷静に注目していく必要があります。

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