2025年11月1日、お笑い界のレジェンドである松本人志(まつもと ひとし)さんが、約1年10ヶ月ぶりに活動を再開しました。
2024年1月の活動休止発表以来、その動向が注目されていましたが、復帰の舞台はテレビや劇場ではなく、自身が手がける新たなインターネット配信サービス「DOWNTOWN+(ダウンタウンプラス)」でした。
2025年11月1日の生配信では、休止期間中の心境、週刊誌報道に関する裁判の経緯、そして今後の活動について、松本人志さん自身の言葉で赤裸々に語られました。
この記事では、注目の復帰配信で松本人志さんが「何を言ったのか」、そしてファンや業界が騒然とした「アンミカさんへの黒発言」、「千鳥・大悟さんへの『浜田コスプレ』指示」、さらに「ウッチャンになりたい」発言の真意について、詳細を徹底的にまとめます。
また、大きな注目を集めている新サービス「DOWNTOWN+」の運営体制や、フジテレビ『酒のツマミになる話』終了騒動との関連についても詳しく解説していきます。
- 1. 松本人志さんが「ダウンタウンプラス」で電撃復帰!概要まとめ
- 2. 松本人志さんは復帰配信で何を言った?発言内容を時系列で解説
- 3. 松本人志さんの週刊誌報道に関する裁判はどうなった?経緯を説明
- 4. アンミカさんについて何を言った?「黒発言」の真意とは
- 5. 千鳥・大悟さんへの「浜田のコスプレ」指示とは?
- 6. 松本人志さんは「ウッチャンになりたい」?その理由とは
- 7. ダウンタウンプラスに浜田雅功さんはいつ出演する?
- 8. ダウンタウンプラスの資金源は?「潤沢な資金」の理由
- 9. ダウンタウンプラスのスタッフ数が凄い?何人で誰?運営はどこ?
- 10. 松本人志さん復帰に対するネット上の反応まとめ
- 11. フジテレビと吉本は揉めてる?『酒のツマミ』終了騒動の経緯
- 12. まとめ
松本人志さんが「ダウンタウンプラス」で電撃復帰!概要まとめ
2025年11月1日午後9時、松本人志さんは、吉本興業が新たに立ち上げた独自のインターネット配信サービス「DOWNTOWN+(ダウンタウンプラス)」の生配信に登場しました。
2024年1月8日に活動休止を発表して以来、約1年10ヶ月(約663日)ぶりのメディア生出演となります。
活動休止のきっかけとなった週刊誌報道をめぐる裁判については、2024年11月8日に訴訟の取り下げを発表しており、いつ、どのような形で復帰するのかが大きな注目を集めていました。
復帰の場として選ばれた「DOWNTOWN+」は、テレビや劇場とは一線を画す、独自のプラットフォームです。この選択自体が、松本人志さんの新しい挑戦を象徴していると言えるでしょう。
松本人志さんは復帰配信で何を言った?発言内容を時系列で解説
注目の生配信で、松本人志さんはリラックスした表情ながらも、時折言葉を選びながら、自身の想いを語りました。
冒頭の挨拶「お笑い界が厳しくなってきたので復活」
配信が始まると、松本人志さんは「ありがとうございます」と挨拶。第一声として「最近お笑い界が厳しくなってきたので復活しました」と、いきなりのジョークで視聴者の心を掴みました。
この発言には、休止中もお笑い界の動向を気にかけていた様子がうかがえます。
休止中の心境と謝罪「裁判しながらお笑いできると思っていた」
休止期間について、「思ってたんと違った。裁判しながらお笑いできると思っていた。でもできなかった」と、当初の想定と現実のギャップに苦しんだことを告白しました。
そして、「笑いの空白期間を作ってしまった」として、迷惑をかけたと感じている芸人仲間、後輩、スタイリストやメイク、ドライバーといったスタッフ、そして相方の浜田雅功(はまだ まさとし)さんに対しても謝罪の言葉を述べました。
「今干されてます!」布団に例えた自虐ネタ
自身の現状については、「信じてもらえないと思いますけど、僕2年ぐらい前、めっちゃテレビ出てたんです」「今干されてます!布団でもこんな干されないですよ?」と、強烈な自虐ネタを披露。
ブランクを感じさせない“松本節”に、ネット上では「これこれ!」「やっぱり面白い」といった歓喜の声が溢れました。
松本人志さんの週刊誌報道に関する裁判はどうなった?経緯を説明
ファンが最も知りたかったであろう、週刊誌報道に関する裁判の経緯についても、松本人志さん自身の口から詳細が語られました。
訴訟取り下げの理由「自分で自分の名誉の毀損をしてしまった」
2024年11月に訴訟を取り下げた理由について、重い口を開きました。
「名誉毀損だ」と主張しながら、肝心のお笑いができない状況に陥ったことに対し、「(結果的に)自分で自分の名誉の毀損をしてしまったのでは」と感じるようになったと吐露。
「名誉は守られるべき。でも人権はあとからついてくる」「自分の最優先はお笑いなんだと気付いた」と、裁判を続けることよりも「お笑い」の場に戻ることを選んだと説明しました。
慰謝料5.5億円は「調子に乗った」
当初、5億5千万円という高額な慰謝料を請求したことについても言及。「5億5千万は調子に乗った。最高記録を狙った」と、ここでも笑いを交えつつ、当時の心境を振り返りました。
ただし、「(賠償金の)値段をあげればあげるほど、弁護士の値段もあがる」という現実的な問題もあったようです。
最終的な着地「話し合いで終わった」
裁判の結末については、「訴えを取り下げた」だけでは「同意しないと裁判は終わらない」と前置きし、「話し合いで終わった」と明確に報告しました。
アンミカさんについて何を言った?「黒発言」の真意とは
配信中、松本人志さんはタレントのアンミカさんについても言及し、その内容が「黒発言」としてネットで大きな話題となりました。
「俺を完全に黒扱いしてましたから」
松本人志さんは、アンミカさんが持つ「白は100通りある」という有名な持論に触れ、「『白は100通りあるやんか〜』って言うてた人が、俺を完全に黒扱いしてましたから」と発言。
これは、休止期間中に自身に対して厳しい論調だったとされるアンミカさんに向けた、松本人志さん流の強烈な皮肉(イジり)と受け取られています。
ただし、最後には「アンミカさんにも感謝」と付け加えており、一方的な批判ではない複雑な心境を覗かせました。
千鳥・大悟さんへの「浜田のコスプレ」指示とは?
復帰のタイミングと重なるように、フジテレビでは『酒のツマミになる話』の終了騒動が持ち上がっていました。この騒動の中心人物である千鳥・大悟(だいご)さんについても言及がありました。
『酒のツマミ』騒動へのアンサーか
『酒のツマミになる話』では、大悟さんが松本人志さんのコスプレをした回が、フジテレビ上層部の判断でお蔵入りになったと報じられています。
この一連の騒動を知ってか知らずか、松本人志さんは「大悟には言いましたよ、『来週(※酒のツマミで)浜田のコスプレして出てみたら〜?』」と発言。
大悟さんが「松本」のコスプレをして問題になった直後に、あえて「浜田」のコスプレを提案するという、非常に高度なジョークであり、フジテレビへの痛烈な皮肉とも取れる発言です。この発言は、松本さんが騒動を把握した上での、大悟さんへのエールだったのかもしれません。
松本人志さんは「ウッチャンになりたい」?その理由とは
配信の終盤、松本人志さんは意外な人物の名前を挙げました。それは、ウッチャンナンチャンの内村光良(うちむら てるよし)さんです。
「みんなに愛されたい」
「みんなに愛されたい。ウッチャンみたいになりたい」と発言。常に我が道を突き進んできた松本人志さんからの「愛されたい」という言葉は、多くの視聴者にとって新鮮な驚きでした。
続けて、「62歳(※2025年時点)の再デビューの松ちゃんをよろしく」「進化もするけど、老いもする。そこも皆さんに見てもらわないと」と語り、これからの活動への意気込みと、ありのままの自分を見せていく覚悟を表明しました。
ダウンタウンプラスに浜田雅功さんはいつ出演する?
ファンが最も期待するのは、相方・浜田雅功さんとのコンビ共演です。浜田さんは2025年3月から5月にかけて体調不良で一時休養していましたが、復帰後は東京・麻布台ヒルズで初の個展を開催するなど、精力的に活動しています。
「簡単に見せないですよ」
コンビでの活動再開について、松本人志さんは「ダウンタウンプラスでの浜田さんとの合流は簡単に見せないですよ」とコメント。ファンを焦らしつつも、今後の展開に含みを持たせました。
まずは松本人志さん単独での活動を軌道に乗せ、最高のタイミングでコンビが合流するというシナリオが期待されます。
ダウンタウンプラスの資金源は?「潤沢な資金」の理由
松本人志さんは配信中、「地上波に敵対するつもりはない」「お笑いをやるためのプラットフォーム」と新サービスの立ち位置を説明。さらに「潤沢な資金でやっていく」とも宣言しました。
サブスクリプション料金が資金源
「DOWNTOWN+」は、テレビ番組のようなスポンサー広告モデルではなく、視聴者が直接料金を支払うサブスクリプション(定額見放題)モデルです。
- 月額プラン: 1,100円(税込)
- 年額プラン: 1万1,000円(税込)
松本さんは過去に「給料15万の時あった」と発言したこともありますが、このサービスが仮に数十万人の会員を獲得すれば、その資金力は地上波の1番組を遥かに凌駕する可能性があります。
同期のトミーズ雅(まさ)さんも「多分、儲かるよ、これ」と太鼓判を押しており、新しいお笑いのビジネスモデルとして注目されています。
ダウンタウンプラスのスタッフ数が凄い?何人で誰?運営はどこ?
「潤沢な資金」を背景に、その制作体制も異例の規模となっているようです。
運営会社は「株式会社FANY」
「DOWNTOWN+」の運営は、吉本興業のグループ会社であり、チケット販売や配信プラットフォーム「FANY Online Ticket」などを手がける「株式会社FANY」が行っています。
スタッフの人数は?差し入れの量が話題に
2025年11月1日、サービスの公式X(旧ツイッター)が「松本さんから差入れを頂きました」と投稿。そこに写っていたのは、山積みにされた高級ステーキ店の弁当でした。
その数は写真に写っているだけでも50個以上、推定10万円以上と見られ、ネットでは「スタッフ何人いるんだ!?」「生配信でこの差し入れの数は凄い」と、その大規模な制作体制に驚きの声が上がりました。
業界関係者の反応
同期のトミーズ雅さんは、配信される新作ラインナップの多さを見て「全部、松本がやるわけ? しんどない?」と、そのハードスケジュールを心配するコメントを寄せています。
一方、後輩のチュートリアル・徳井義実(とくい よしみつ)さんは「お笑いのことしか気にしなくていいコンテンツ」「僕も入ってますけど。年間プランに」と、早速加入したことを告白しています。
松本人志さん復帰に対するネット上の反応まとめ
約1年10ヶ月ぶりとなった松本人志さんの復帰は、ネット上で爆発的な話題となりました。
歓喜の声「やっぱり面白い」
配信がスタートするや否や、X(旧Twitter)では「#ダウンタウンプラス」が即座にトレンド1位を獲得。
「久しぶりに松本人志見られて歓喜」「やっぱ松本人志面白すぎるwww」「これこれこの語り口よ」と、復帰を待ち望んでいたファンからの喜びの声で溢れました。
複雑な声「配信で活動再開か…」
一方で、「ナマ松本人志2年ぶりは衝撃!」といった驚きと共に、「配信で活動再開か…複雑だな」といった、地上波ではない形での復帰に戸惑う声も見られました。
賛否両論が巻き起こる中での再スタートとなりましたが、良くも悪くも松本人志さんがお笑い界の中心人物であることを改めて証明する形となりました。
フジテレビと吉本は揉めてる?『酒のツマミ』終了騒動の経緯
松本人志さんの復帰劇の裏で、奇しくも松本人志さんがきっかけとされる騒動がフジテレビで発生していました。
フジテレビ『酒のツマミになる話』が年内終了
2025年10月31日、フジテレビは『酒のツマミになる話』が年内で放送を終了することを正式に発表しました。
松本人志さんの活動休止後、番組名を変更し、千鳥・大悟さんをMCに据えて継続していましたが、改編期ではない12月での異例の終了となります。
理由はなぜ?大悟さんの「松本人志コスプレ」がお蔵入り
終了の直接的な引き金となったのは、10月24日の放送差し替え事件だと報じられています。
この日はハロウィン企画として、大悟さんが活動休止中の松本人志さんのコスプレ(金髪カツラに白いTシャツ姿)をして収録しました。しかし、放送当日になって、フジテレビ上層部が「(局の)再生・改革の取り組みを進めている弊社の状況を鑑み」として、この収録回を放送せず、過去の再放送に差し替える事態が発生しました。
フジテレビは2025年3月、元タレント・中居正広(なかい まさひろ)さんの事案に関する第三者委員会から「性的暴力」を認定する報告書が出されるなど、コンプライアンス(法令遵守)体制の改革を急いでいる最中でした。そのため、活動休止中の松本人志さんを想起させるコスプレが問題視されたと見られています。
大悟さん自ら「やめまーす!」と報告
この局の対応に、松本人志さんへのリスペクトからMCを引き継いだとされる大悟さんが納得できず、降板を申し出たと報じられました。
10月31日の放送冒頭、大悟さんは一人で画面に登場し、「ノブとも話し合った結果、酒のツマミになる話、やめまーす!」と自らの口で終了を宣言。最後に「面白くなければテレビじゃない、フジテレビ!」と、かつての局のキャッチフレーズを叫んで締めくくりました。
この発言は、局上層部への皮肉とも受け取れ、ネットでは「大悟さん怒ってたな」と大きな反響を呼びました。
東野幸治さんの「フジテレビと吉本揉めてる」発言
この騒動の直後、東野幸治(ひがしの こうじ)さんは自身のラジオ番組で、冗談めかしながらも「今フジテレビと吉本揉めてるから」と言及。
松本人志さんの「DOWNTOWN+」での復帰と、フジテレビの『酒のツマミ』終了という二つの出来事は、今後のテレビ局と吉本興業、そしてお笑い芸人たちの関係性に大きな影響を与えそうです。
まとめ
松本人志さんは2025年11月1日、「DOWNTOWN+」で約1年10ヶ月ぶりに復帰を果たしました。生配信では、裁判の経緯を「話し合いで終わった」と報告し、「お笑いが最優先」という自身の信念を改めて語りました。
アンミカさんへの「黒発言」や、大悟さんへの「浜田コスプレ」指示といった過激なジョークも飛び出し、ブランクを感じさせない“松本節”が健在であることを示しました。
そして、「ウッチャンみたいになりたい」という意外な願望も明かし、62歳の再デビューとして、新たなスタートを切る覚悟を見せました。
「DOWNTOWN+」という新しいプラットフォームが、お笑い界にどのような変革をもたらすのか。そして、相方・浜田雅功さんとの共演はいつ実現するのか。松本人志さんの第二章から目が離せません。